LED照明の性能向上と低価格化は日進月歩で、特に節電効果は大いに期待できます。しかし、共用部での利用には、以下の注意点があります。
1)白熱灯(外回り、踊り場等)の取替えについて LED照明は熱に弱く(寿命が短くなる)密閉型の雨掛かりの照明には不向きです。消費電力は、白熱球対比で、1/8~1/5と節電効果は、すこぶる大です。
2)廊下天井の蛍光灯(常夜灯)の取替えについて 防水性に弱点があり、吹き降りの雨の当たる場所には不適です。一般の40Wの蛍光灯は、そもそもECOなので、電球タイプに比べ節電効果による初期コスト(@1万数千円)の回収には、若干時間が掛かります。消費電力は対蛍光灯比で、凡そ3/5程度です。
今流行りのLED照明は、省エネ・長寿命・環境にやさしいとされていますが、共用部の照明をすべてを変えるには、注意が必要です。駐車場や街路の照明に使われる水銀灯の代替え品としてのLED街路照明は、消費電力を大幅に改善します。ご検討の際は、マンション管理組合サポートセンターにお問い合わせください。