マンション管理組合サポートセンターのスタッフが、 建物の維持・保全のために大切な知識をお教えします!

LED照明を使ったECO対策の注意点

LED照明の性能向上と低価格化は日進月歩で、特に節電効果は大いに期待できます。しかし、共用部での利用には、以下の注意点があります。

1)白熱灯(外回り、踊り場等)の取替えについて LED照明は熱に弱く(寿命が短くなる)密閉型の雨掛かりの照明には不向きです。消費電力は、白熱球対比で、1/8~1/5と節電効果は、すこぶる大です。

2)廊下天井の蛍光灯(常夜灯)の取替えについて 防水性に弱点があり、吹き降りの雨の当たる場所には不適です。一般の40Wの蛍光灯は、そもそもECOなので、電球タイプに比べ節電効果による初期コスト(@1万数千円)の回収には、若干時間が掛かります。消費電力は対蛍光灯比で、凡そ3/5程度です。

今流行りのLED照明は、省エネ・長寿命・環境にやさしいとされていますが、共用部の照明をすべてを変えるには、注意が必要です。駐車場や街路の照明に使われる水銀灯の代替え品としてのLED街路照明は、消費電力を大幅に改善します。ご検討の際は、マンション管理組合サポートセンターにお問い合わせください。


御影石の床材に滑り止めの工事をしました。

御影石の磨き処理をした床材は、表面がツルツルとして、見た目が美しく掃除もし易いのです。しかし、水濡れ時は、とても滑りやすく危険でした。建物劣化診断の住民アンケートでは、多くの方が、滑り、困っておられました。

見た目を変えず、滑りを抑制する工事を大規模修繕工事の中に入れました。御影石の表面にミクロレベルの穴をあけ、グリップさせる工法です。

詳しくは、マンション管理組合サポートセンター  にお問い合わせください。


ハトよけ対策の経験

明石駅近くのマンションで バルコニーにハトが、入り、糞害などで苦労をされていました。

大規模修繕工事をコンサルティングしていましたので、1面に黒いビニルロープを使ったスクリーンを設置することをお勧めしました。これは、外から見ても目立たず、ハトをシャットアウトします。ハトは、明石城のお堀があるような水辺近くが繁殖しやすく、カラスとは共存しません。また、バルコニーを日頃使わない住戸があれば、巣を作ったりもします。

ハト対策には、物理的なもの、磁力を使ったもの、薬品をつかったものなどがあります。管理組合が行う場合、安全性、経済性、継続的な対策となるかなどの他に、外観上目立たないという点も重要です。黒いビニルロープを使ったスクリーンは、お勧めです。また、屋上のパラペット鼻先に2重にピアノ線を張るのも効果的です。ハトは、鼻先からどこに飛んで行こうかと見渡す習性があります。

ハト対策にお困りのマンション管理組合の方、マンション管理組合サポートセンターにご相談ください。


エレベータ保守点検の適正な依頼先は?

日本国内には、40数万台のエレベータやエスカレータが稼働しています。

その保守点検業務の市場は、三菱、日立、東芝、日本オーチス、フジテックの5大メーカーとその系列のメンテナンス会社がほぼ独占している状態です。独立系の業者に保守点検を変えている管理組合も増えています。

独立系業者だから、メーカー系業者だからということで、保守点検に大きな違いはありません。資格を持った専門家が保守点検にあたるのですから、安全確保といううえで同じ作業をしているはずです。

メーカー系業者が市場を独占しているために自由競争もなく、保守点検料が下がっていないのが実情です。独立系業者の方が、保守点検料が安いのですが、拠点の場所やエレベータの種類によりお勧めできないことがあります。安心感は、メーカー系業者でしょう。

これからは、管理組合の総合的な利益を最優先にしてくれる業者にエレベータの保守点検を依頼すべきだと考えます。

エレベーター保守点検に疑問をお持ちのマンション管理組合の方、マンション管理組合サポートセンターにご相談ください。


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