NPOについて


NPOとは、Non Profit Organization(非営利組織)の略で、「特定非営利活動推進法」によって設立された法人です。

公益性があり、金銭的利益をもたらす事を目的としない、特定の活動を行う団体を指します。

当NPOは、特定の非営利活動12分野(まちづくり・保健医療又は福祉・社会教育・環境の保全・国際協力など)で活動を行う団体に与えられる法人格です。当センタ-は、その活動が「まちづくりの推進を図る活動」と認められ、2001年1月4日に兵庫県知事よりNPO法人として認証されました。


特定非営利活動(NPO)法人とは


Non Profit Organizationの略から非営利団体と訳され、日本では1998年
NPO法(特定非営利活動促進法)によって、保険・医療・福祉・社会教育・まちづくり・文化・芸術・スポーツ・環境保全・災害救援・人権・平和・国際協力・子供の健全育成・情報化・消費者保護・以上の活動を行う団体への連絡、助言、援助の17分野(当初は12分野)に対して認証し法人格を与えるものです。

もちろん、法人格を持たない団体もNPO団体であることには変わりませんが、この場合は特定非営利活動(NPO)法人という名称は使えません。

マンション管理組合サポートセンターの成立


まず、我々の組織の生立ちから説明しなければなりませんが、平成7年の阪神大震災が起こった時、今の中心となっている設立メンバーの何人かが、分譲マンションに住み現実に大きな被害をうけました。

当時、その被害の修復に携わる中で『共有共同財産』である分譲マンション住民の意識の低さや、積立金等の維持・保全用財産の設定状況や、会計管理(団地型マンションにおける分別会計問題)のずさんさに、翻弄されました。

しかし、あの惨状を極めた状況では、まず復旧ありきで、根本問題から解決することは不可能でした。

時が経ち、振り返って考えが整理できて来た時、やっと『自分たちの財産は、自分たちで守る』という当たり前のことに気づくことができたのです。

また、この問題は一瞬にしてスラム化(建物として)した震災と言う特殊事情に目を奪われがちですが、あの3分間をもっと長い年月に置き換えたとき、日本全国の分譲マンションが抱える共通の問題であることに思いが行き着きました。

そこから、まず問題点をどうやって認識し、分析して提言や意識向上の運動をおこなっていくかと考えましたが、一口に分譲マンションと言っても、500戸を超えるような大規模なマンションも存在し、そこに暮らす人口は2000人近くにもなります。

そこには、自主性を評論家的に呼びかけるだけでは何ら解決しないことを痛感すると同時に、建築の専門性・区分所有法上の問題・会計の技術的問題・土地に関する法律問題・維持、保全用財産の設定等々、一つの街に等しい問題を抱えている事がわかってきたのです。もちろん、管理組合や、マンション居住者同士の連帯による社会運動的な活動の重要性は否定するところではありませんが、より専門性を持った解決集団が絶対に必要ではないかとの結論に至りました。

また、その集団はマンション居住者の自主性を重視し、完全な第三者機関の立場を担保したものでなければないと考えました。

そのような観点から、分譲マンション居住者をサポートする、より専門性の高い集団と言う意味の『マンション管理組合サポートセンター』を設立することになりました。

その発想から、設立までの道のりは決して平坦ではなく準備から設立までおおよそ2年の歳月を要しました。 しかし、約4年を経過した現在にいたってもその道のりはまだ半ばであり、目的の達成ははるか遠い先にあるように思います。

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