岩崎代表理事まず、我々の組織の生立ちから説明しなければなりませんが、平成7年の阪神淡路大震災が起こったとき、現在中心となっているメンバーの数人が、分譲マンションに住み大きな被害をうけました。当時、その被害の修復に携わる中で「共有共同財産」である分譲マンション住民の意識の低さや、大規模修繕積立金等々の維持・保全の設定状況や会計管理(団地型マンションにおける分別会計)のずさんさに翻弄されました。

しかしあの状況にあっては、まず復旧ありきで、根本問題から解決することは不可能でした。時が経ち、振り返り考え整理できてきた時、やっと「自分たちの財産は自分たちで守る」という当たり前のことに気づくことができたのです。あの3分間をもっと長い年月に置き換えたとき、日本全国の分譲マンションが抱える共通の問題であることに思いがいきつきました。

そのような観点から、建築の専門性・区分所有法・不動産に関する権利・その他法令に対する問題・会計問題・建物維持保全等々についてより専門性を持った解決集団が絶対に必要ではないかという結論に至り、分譲マンション居住者をサポートする、より専門性の高い集団と言う意味で「マンション管理組合サポートセンター」を設立することになりました。しかし、設立までの道のりは決して平坦ではなくおよそ2年の歳月を要しました。震災後数年が経過した現在に至ってもその道のりはまだ半ばであり、目的達成ははるか遠い先のように思います。

マンション管理組合サポートセンター
代表理事 岩崎 裕司

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